へびの研究

来年の干支ミニタぺデザインを最近は一生懸命取り組んでいました。

へびの資料を図書館で借りて来て読み込んだり

写真を沢山、それはもう本当にたくさん見て

イラストをあぁでもない、こぅでもないと髪の毛グチャグチャに掻き混ぜながら

ようやくデザインが決まりました。

私の干支は可愛くないのが信条なので

今回もなんか怖いけど美しくね?っていう干支タペに仕上がりそうです。


さて、今日は最近私の周りでどんどん進んでいってるキルターの高齢化による断捨離について考えてみました。

若いころは活力に溢れ、あれもこれもと手を拡げてきたものを手放す淋しさ

それはとてもよくわかります。

私の祖母や母も手仕事が好きだったり、講師を長年続けていることもあって

自宅にはこれ、生きてる間に使いきれるのか?と突っ込みたくなるほどのお宝資材がうず高く積み上げられています。

手に入れた時の輝きはとっくの昔に失われ今ではただの足かせになっているような状態。

それは苦しいですよね。

うちの場合も同じで、祖母が他界した時に手芸に興味のない身内は何の躊躇もなく祖母が集めた手芸道具や気持ちのこもった作品をポイポイゴミ袋に詰め込んでいました。

その様子はとてもじゃないけれど言葉に表せられない程の衝撃で

これが私の行く末か、、、今から少しずつ縮小して行こうという気持ちが沸いたのも事実。

でも!それで良くないか?と最近思うんです。

生きてる間に自分の好きなことに夢中になれて、自分が居なくなった時に周りの人がそれを片す。

プンプンしながらゴミ袋に放りながら私のことを話してる。

私の生きてきた道を巻き戻して嫌味を言われながら思ってくれればそれでいい。

自分が死んだ後のことなんか知らんわ。

私は生きられる間、目いっぱい好きなことして好きなものに囲まれて楽しんでやる!

と心に決めた今日でした。

とは言え、頑張って命を注いできた物を簡単にポイッとされるのはあまりにも辛いので

家族を洗脳してキルト愛を芽生えさせ、後生大事に使ってもらえるように策を練ろうと思います。

先輩キルターの憂いも。。。

良くわかるので私たちがそれを受け継いで行けたらとも思うんです。

若い層にキルトの楽しさや奥深さを多く知ってもらって

日本のキルト熱を今一度復活させるのは私たちの役割なのかもしれません。

キルトで暮らしに色を注す。

さぁどう動きだそうか。




Quilt-AKI

絵本キルト作家 キルト講師 名古屋の隅っこでキルト教室を主宰しています。

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