障害のある高校生KOTOMI
私の教室のアイドルこっちゃんのお話です。
お母さんに連れられて、パッチワークが習いたいと教室の門を叩いた5年生の少女、それがこっちゃんでした。
お母様から「うちの娘、障害を持っているのでじっと座っていられませんし、意思疎通もなかなか円滑に進められませんがそれでもよろしいでしょうか。」とご相談を受けました。
私は学生時代に介護と福祉の勉強もしており、実際に施設での勤務経験もあります。
とはいえ、自分一人で自信を持って教えることには不安がありましたので
お母様と一緒にレッスンを受けてくださるのであればお受けしますとお答えしました。
そこから私とこっちゃんの制作の日々が始まったんです。
ミシンの機械音がとても嫌いだったこっちゃん
自分の席に5分と座っていられなかったこっちゃん
マンツーマンでないと先生、先生と呼ぶ声が止まらなくなるこっちゃん。
いろんな姿が思い出されますが、そんな中でも特に印象に残っているのが
私が他の生徒さんへアドバイスをしているのを、真横に来てずっとじっとみて学ぶ姿。
講師がやっているその手元を焼き付けるかのように真剣な眼差し。
そういう姿勢で頑張ってきたので、成長も早く、毎年開催している作品展ではこっちゃんのファンがつくほど精力的に制作活動を進めています。
小学生だった彼女も今年、高校入学をしてJKになりました。
もう、あと少しで自分の生きる道を見つけなければなりません。
毎日畑のお手伝いをして、野菜を出荷し、自分の勉強も進めながら
空いた時間でパッチワークをニッコニコで進めているそうです。
一番好きな手芸をやって生きていきたいと彼女は言いました。
しかし、私には伝手がなく、教える事しかできない自分を歯痒く思っています。
障がいを持つ子が作るものに理解のある方ばかりでないことは、これまでの活動で痛い程よく分かってはああるつもりですが、それでも!
彼女の想いを社会に届ける方法がどこかにないものかと考えたいんです。
お助けいただける方、団体様。
経営者様やそのような作品を置いてくださる店舗さま。
ぜひご連絡をください。
よろしくお願いいたします。
☆愛知県名古屋市で活動しています。
☆障がいのある高校生KOTOMIと言います。
☆お問い合わせは私、QUILT- AKI主宰 佐藤が承ります。
MAIL:quiltaki2007@gmail.com
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