モンキーレンチパターンのバッグ
木曜クラス、安井さんがモンキーレンチのバッグを仕上げて持ってきてくださいました。
モンキーレンチというのは日曜大工のお父さんがもっているあの工具。
そんなものまでパッチワークのパターンになるんですね。
パッチワークが親しまれていたアメリカの開拓時代、工具をもって家や納屋を建てるお父さんは家族の頼りになる存在だったのでしょう。
自分たちの生活は自分たちで作って守るという姿勢は私たち現代人は忘れてしまっているような気もします。
そんなモンキーレンチのパターンを使って、安井さんが完成させてきてくださったのが
こんな素敵なミニバッグ。
これはもう工具のイメージなんてどこにもありません。
なんとも上品で、土台に使用したグレーの生地はラメ糸が織り込んであるので本当に美しい。
そして持ち手に使用されているのはお着物が日常にある安井さんならではの、真田紐というものでして。
私は不勉強なので、真田紐という存在を知らなかったんですが、こんなにしっかりとした織りとなんとも言えない艶感。
これは時代を超えて愛されてきたものにしか醸し出せない魅力なのでしょう。
生徒の皆さんのおかげで無知な私の引き出しが少しずつ増えていきます。
ありがた山の寒鴉です。
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