蒲郡旅行で投函した【時手紙】が5年後のいま、届きました。
2020年の11月にばぁば堂のばぁば達と蒲郡へ旅行した時のこと。
竹島に渡り、島を巡りながら参拝を済ませ引き返してきたところに
『海辺の文化記念館』がありました。
菊池寛をはじめ、志賀直哉・谷崎潤一郎・川端康成・三島由紀夫などが滞在し作品を残した料理旅館
「常磐館」の趣を再現した文学歴史記念館です。
そこで時手紙の存在を知りまして
ばぁばたちに少し待ってもらい、家族にあてての手紙を書きました。
当時のわたしは自分の中に大きな悩みを抱えていて、自分のこれからに希望が見えない状態でした。
家族も受験や仕事の面でもそれぞれに挑戦が必要な時期だったので
いつも穏やかな我が家の割に、なんだかソワソワピリピリしていた時でもありました。
5年が経ち、手紙を開封してみると言葉や文章の行間からその時の悩み、苦悩が思い出されてました。
それを踏まえて読み進めていくと
あの頃わたしたち家族が一生懸命逃げずに体当たりした悩みだとか、
仕事をはじめ、いろんな人とのもやもやした関係も5年の間になんだかすっかり解けていることに気づきながら、そんなことよりも大きな答えを受け取った気がします。
これはもう立ち向かえないかもしれないなんていう悩みでさえも、実は大きな障害ではなかった。
それを乗り越えるために必要なスキルを自分につけるためのステップだった。
この問題がずっと続くと思っていたが、
どんなこともずっと続くなんて、良くも悪くも奇跡であって
そんな事を思うことがそもそも傲慢だった。
5年前の自分と今の自分が小さなところで大きく変化していて
自分と考え方の違う人や受け止め方の違う物事にも寛容になれる気もする。
家族に宛てたたった3枚の手紙から
私たちが受け取ったものは、手紙の内容よりも相当に大きなものでした。
これはね、皆さんとてもおすすめですよ。
わたしは5年保管していただきましたが、
・2ヶ月〜5年後 1通 500円
・5年1ヶ月〜8年後 1通 700円
・8年1ヶ月〜10年後 1通 1,000円
と選択することも可能です。
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