チャームキルト完成
もう随分と前の話になりますが、長女と広島のアンティークキルト展へ行った時のことです。
しばらくNHKさんのお誘いで絵本キルトの製作に携わらせていただいていましたが
コロナショックで東京国際キルトフェスティバルも無くなってしまい、教室をこれまで通り進めていくこともできなくなったあの頃。
実は私の気持ちも随分と内へ内へと向かってしまっていて、これまでのように楽しさを素直に表せなくっていました。
そんな折、長女が「お母さん、推しのライブがあるから四国に行こう!』と誘ってくれて、そのついでに橋を渡って広島へ行ったらアンティークキルトの展示会があるから、またまたついでに広島焼き食べて元気になって帰ってこようと言ってくれました。
新幹線や電車では不便な場所だったので車で行くことが必至でしたが道中も娘のトンチンカンな日常ネタで大笑いしながらだったのであっという間の愛媛入りをしたのでした。
ライブで元気をもらって翌日伺った作品展でどんと飾ってあったのがヘキサゴンをたくさん繋げたキルト。
思わずわぁ〜と声が上がってしまって、二人でずっと眺めていました。
絵本キルトやアートキルトを作っていたので素朴で単純にピースを繋いだキルトの何とも言えない魅力に取り憑かれた瞬間、帰ったらじっくりゆっくりこんなキルトを製作してみようと心に決めたのでした。
それからもう3年ほど経つのかな(笑)
ようやく私のキルトが完成しました。
185✖️210CMのビックサイズ☆
一枚として同じ生地は使っていません。
☆チャームキルト☆
日本ではこのように言われています。↓
999枚のピースを幾何学なワンパッチで繋いだシンプルなキルトのことをチャームキルトと呼びます。
サイズに決まりはありません。
家族の思い出の布や友人と交換した布ばかりを集めて作ります。ただし同じ布を二度と使わない、買った布は使わない、999枚で組み立てるという約束があります。
このキルトを作る最大の楽しみは布集めにあり、ピースワークというより布を交換し合うことに力を要します。
海外のサイトで検索したところ
A Charm Quilt is a type of quilt, sometimes called a One Patch Quilt, that features a unique desigh where each fabric peace is used only once in the entire quilt.
These quilts are often made by using a single shape(like a square, triangle, or hexagon) repeated throughout, showcasing a wide variety of fabrics without any repetition.
と書いてありました。
999枚は日本だけ?
よく分かりませんが1870年代から約30年間人気を博したチャームキルト、1930年代に再び人気が再燃したようです。
たくさんのキルトを製作してきましたが、ここにきてシンプルでいつ時代にも愛されてやまないチャームキルトの魅力に取り憑かれた私のキルトがようやく完成したよ〜というお話でした。
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