父から流れてきた本が映画化されるってよ
私は年間、だいたい100〜120冊ほど本を読んでいます。
本好きは父譲りで、父も時間が空けばいつもの椅子でゆったりと本を読んでいる人でした。(まだ元気です。)
もう何年も前から父が読んだ本を私が譲り受ける流れができ始めました。
それは読書を通じて父の好みや考え方を知る旅をしているようで楽しいものです。
2年ほど前に父から流れてきた【盤上の向日葵】という一冊があるのですが
私が本屋で手に取らないタイプだったので、これも縁と思って直ぐに読んだのを覚えています。
いつもの読書で得られる感覚とは違ったものがその本にはあって、とても面白く感じました。
その本が映画化されるそうです。
お父さん、やるじゃん。
父は痴呆が始まっているので、盤上の向日葵の話を持ち出してもきっと覚えていないでしょう。
でも私と父の交換読書体験は私の中に確かに残っているし、これからも本を交換しては感想を話し合い続けたいと思っています。
たとえ直ぐ忘れてしまっても。
本は読んだ内容と感想だけではなくて、その時の記憶もページの間に挟まれている気がするんですよね。
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